2008年10月13日

論文試験の戦略4

4です。無駄に長くなり時間がかかりましたね。その割にはたいした内容はないです。


4 答案書き−どのように書くか
いよいよ、実際にどのようにして答案を書くかです。僕は、配点は@法律論とAあてはめのそれぞれにあると考えていました。ですので、どちらもきっちり書く必要があります。

@法律論では、条文と絶対に書かなければならないキーワードを押さえる必要があると考えていました。そのキーワードってなんじゃい、ということですが、これも教科書を読むなどして勉強するしかありません。こう書くと、論証パターンや定義を暗記しなければならないのか、などと思う人も出てくるかもしれませんが、その必要はないと思います。葉玉先生の勉強法にも書いてありますが、各論証・定義のキーワードだけを完璧に押さえておいて、答案を書く際に文章として再現していくのです。これは練習をすれば出来るようになります。ただし、あまりにも有名な論点、重要な定義については、丸暗記しておく必要があるでしょうね。(それが何かは自分で判断してください。)
規範の理由は、原則として簡単に書くようにしていました。ただし、理由の必要もないようなものについては書きませんし、争いがあり問題文からしてそこを厚く書いてほしそうなときには、時には反対論も挙げつつ長々と書いていました。要は臨機応変に、ということです。(具体的には各自で判断してください。)

Aあてはめについては、可能な限り全事実を拾った上で、それぞれの事実について自分なりの評価を加えるようにしていました。新司法試験では事実が増えた分、不要な事実も混じっているとの説もありますが、僕はそうは考えず、拾いまくることにしていました。その際は、全てを書き写していては時間もスペースも足りないので、適宜まとめながらの引用になります。事実の評価については、判例・裁判例の評価の仕方が参加になります。また、ローの実務家教員による講義は非常に有益でした。

法律論とあてはめは絶対書くとして、B問題提起をどうするのか、という悩みも生じます。僕は、できるだけ書くようにしていました。問題提起には配点があるかは分かりませんが、問題の所在を適切に指摘している答案は非常に読みやすいですし、全体としてのまとまりも出てくるように思います。ただし、問題提起は前菜に過ぎませんので、長くなりすぎないようにコンパクトにすることが必要です。具体的な問題提起の書き方については、教科書・判例や、答案の書き方の本、再現答案を読むなりして自分なりの書き方を身に付けてください。書き方は問題によりけりなので、何よりもたくさん書いて慣れることです。
こう書くと何でも問題提起をしたくなってしまう人が出てきてしまうかもしれませんが、もちろん法律の文言に素直に当てはまるような事例については、問題提起などする必要はありませんよ。何事も臨機応変に、ということです。

以上のように、法律論も書いてあてはめもしっかり、となるとかなりたくさんの量を書かなければなりません。そこで、先述した通り、答案構成の時間をできるだけ短くして、答案を書く時間を増やすことが必要になります。また、それとは別に答案を書くスピードを上げる必要も出てきます。

答案を書くスピードを上げるためには、脳の出力速度(文章をひねり出す力)を上げることと、字を書くスピードを上げることが必要になってきます。

脳の出力速度を上げるためには、まずは記憶されている知識を、脳の記憶の貯蔵庫から取り出す速度を上げなければなりません。それには、必要な知識を繰り返しインプット・アウトプットしておくことしかないでしょう。
次に、キーワードを繋いで文章をひねり出す速度を上げることができるでしょう。それには、ただひたすら慣れるしかありません。つまり、答案を書きまくることです。僕は、もともとが理系の出で、短時間で大量の文を書くということに慣れておらず、最初、というか旧司を受けた2年夏頃までは、とにかく文章が出てこなかったです。しかし、その反省もあり、2年次にほぼ毎日のように答案を書いてたのですが、これが後にかなり活きてきたように思います。要するに、この能力は、一朝一夕に身につくものではありませんので、こつこつとやっていくしかないということですね。

字を書くスピードを上げるためには、書くために必要な手の筋肉を付けること、そして適切な筆記具を選ぶことが必要です。前者については、これも答案練習を繰り返すうちに、だんだんと早くなってきます。後者は、各自いろいろなペンを試してみて、自分にあったものを選ぶしかないでしょう。

僕が使っていたペンについて書きますと、僕は、万年筆(PILOTのCUSTOM742のF(1度調整に出したので少し太くなっています))を使っていました。旧司の時はゲルインクのペン(PILOTのDr.GRIP Gel0.35)を使っていましたが、書くスピードが遅く、何とかならんものかと思っていたところ、その年の合格者が万年筆の良さを語っていたので速攻で万年筆を買ったのです。
万年筆の良さは、疲れにくいこと、に尽きます。書くのに筆圧がいらないので、慣れると力を使わずにふわふわと書けます。新司では長時間書きまくるので、これは非常に大きなメリットでした。疲れないので、後半になっても失速しないのです。その上、ペンを強く握りしめすぎないので、意識のうち手に配分される割合が減り、落ち着いて全体を見渡しながら書けるような気がしていました。(手を動かす際には脳の大部分の容量を必要とするので、軽くペンを握るだけで意識が広がり、気持ちが落ち着きます。)
ただ、万年筆はそれ自体が非常に高い上に、ランニングコストも高いです。また、万年筆になれるまでに時間がかかり、なかなかその効果を感じるに至りません。ですので、あまりオススメはしません。興味が出た方は、ここで僕に質問されても応えられないので、専門店に行って下さい。

なお、字の大きさですが、僕は1行に30文字ちょっとは書いていました。これは、普通の人よりは多いと思います。1行に多くの文字を入れると、行を変える際の手の移動回数が減り、書く時間はそれだけ増えます。ただ、あまりに小さいと、1文字を書く時間が増えるので、各自の最適な文字の大きさを探しましょう。

最後になりますが、上記の能力はしばらく答案を書かない時期が続くとすぐに衰えるので注意が必要です。僕は、試験直前1週間は、上記の能力が衰えないよう意識して答案を書いていました。
posted by sun at 00:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ロレックスコピーィーゼル 腕時計 特価販売中!! 盲目的に流行を追い求める従来の ファッション業界の慣習にとらわれないデザインは、どのファッションよりも大胆で想像力 豊かなデザインを作り出しています。既成概念にとらわれないスタイルが自分の個性 ...ロレックスコピー
Posted by ロレックスコピー at 2013年11月12日 17:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/107993751
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。