2008年09月26日

使用した演習書について

僕は、2006年度の旧司法試験と2008年度の新司法試験を受験しまして、
そのそれぞれに向けて試験勉強をしてきました。
そこで感じたのは、両者で求められる能力は微妙に異なる、いうことです。
ですので、旧司法試験での方法論をそのまま新司法試験に持ち込む、
というのはあまり得策でないように思います。
以下では、上記の観点から、どのような点に主眼を置いて
勉強をしていけばよいか、演習をしていけばよいか、
ということについて書いてみます。

択一編

旧では過去問が豊富で、過去問に似た出題がなされていたので、
過去問25年分を回しまくること、が必勝法としていわれていました。
しかし、新では科目数が異なる上、憲民刑でも微妙に傾向が異なるので、
過去問をやっていれば高得点が取れる、ということは言えません。
また、択一と論文が同じ時期に行われますので、
論文をにらんだ択一の勉強をしなければなりません。

そういう考えから、僕は、教科書・判例集読みを勉強の中核に据えることにしました。
それによって、広い知識をつけること、いい先生の文章に触れることで法解釈の文の運び方を身につけること、各概念の有機的関連を意識することができると考えたからです。
ですので、択一六法の類は、民法以外では用いませんでした。
(上記の理由に加えて、択一六法は読んでいて苦痛すぎるということもありました。)
ただ、教科書読みだけでは記憶定着率があまりよくないと思ったので、記憶のきっかけにするため、並行して肢別本を解いていました。
具体的には、@肢別本を解く(刑法以外。刑法に関してはいい問題がない。)、
A該当範囲の教科書・判例集を読む、
B肢別本の間違った箇所をやりなおす、
という風に進めていました。

択一の演習については、夏に辰巳の「スタンダード短答リバイバル」というような名前のもの(前年度の短答模試をまとめたもの。正確な名前は忘れました)を購入して、2週に1回くらいのペースで各科目ごとに解いていました。
また、TKCは全て受験しました。
その目的は、知識定着度の確認、自分の相対的位置の確認と、勉強の動機付けです。
なお、直前の総択も2回分購入しましたが、時間を計って解いたりせずに、
1問解いてすぐ答えを確認して、知識の穴を埋める、という使い方をしていました。
そして、択一の前日には、過去に間違った問題を総ざらいしました。
模試の出題が結構的中していたので、何点か拾うことができたように思います。

択一の演習に関してはこれくらいです。
とりとめもなく書いていたら長くなったので、論文編は次の記事で書きます。
posted by sun at 13:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も受験時代は択一六法の類は苦痛でたまらなかったです。
それで基本書、百選、調査官解説を中心に
やっていました。
私の場合は上B法は旧試験択一過去問を
下科目は時間がなくアウトでした(笑

いずれにせよ、subさんと同じで基本書や
判例等で背景原理、理解、知識、全部つける
ということですね。
論文も私は演習書等は使わず、基本書、
調査官解説等と格闘していました。
最後は考え抜いた法律力が勝ったのだと思っております。

Posted by まさる at 2008年09月26日 14:32
>まさるさん
ありがとうございます。
まさるさんも僕と同じような方法論を採られていたのですね。
僕は、ローの課題以外では調査官解説まで手が回りませんでしたが。

「考え抜いた法律力」、そうですね。
僕もそれが論文試験の場で活きたように思います。
Posted by sun at 2008年09月26日 15:14
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