2008年10月31日

精神論の前に

最近の合格者blogを見ていて、ちょっと気になったことがあったので、
ごく簡単にですが、僕の考えを書いてみます。

テーマは精神論です。

まず前提としては、本記事は、もちろん精神論の重要性を否定するものではありません。僕も、苦しいときはイチロー選手の本や合格者の書いたものを読んだり、部屋にやる気の出る言葉を貼ったりして、気持ちを鼓舞していました。つらいときに、最後の最後に踏みとどまらせてくれるのは、精神論だと思います。

しかし、精神論を全面に押し出しすぎるのは、逆効果だと思うのです。
「必要な結果を出す」という本質を見失わせる可能性があると思います。自分を追い込むばかりで、今やっていることが、ちゃんと結果に結びついているかの検証がおろそかになる恐れがあります。

僕が思うのは、受験勉強を進める上で、何よりも重要なのは「勉強を効率的に進めるための仕組み作り」です。

たとえば、「勉強時間が足りないので睡眠時間を削って勉強する!」ではなくて、
睡眠時間を削ると、集中力が保てないため結局効率が悪い
→現状で勉強時間を足りなくさせている生活要因を分析する
→それらのうち、省けるものは省き、省けないものもどう効率化するか考える
→必要な勉強時間を確保する生活スタイルを構築する
→必要な勉強時間を1日の計画に割り付ける
という作業を、目に見える形で行うことが必要です。

立てた計画が実行できないのであれば、たとえば休憩終了後勉強開始時間になったら、机の上で目覚まし時計を鳴らすなどして、強制的に机に座る仕組みを作りましょう。

テレビを見るなどしてついついサボってしまうのであれば、根性でテレビを見ないようにする!ではなくて、
テレビを捨てるなどして、およそサボること自体が出来ない環境を作るべきです。

覚えるべきことがなかなか覚えられない、自分は頭が悪いんだ!と嘆く前に、
記憶のために効率的な方法を考えるべきです。
具体的には、
それはそもそも覚えなければならないものか、
記憶するのに最も適した時間帯はいつか、
記憶するのに効率的な休憩の取り方は、
記憶する上で障害となる生活習慣は何か、
記憶するのに効率的な方法は、
などということを考えるべきです。

集中力が出ない、というのであれば、集中できるような環境を作るべきです。

勉強がつまらなくてやる気がしない!というのであれば、ゲーム感覚で勉強を進めることができるような方法を考えるべきです。あるいは、法律学が合わないというのであれば、むやみにしがみつくのではなく、早期に他の道に進むことも検討すべきなのかもしれません。

(このような「仕組み作り」については、勝間和代氏の本に詳しく書いてあります。また、失敗学の畑村教授や、中尾教授の本では、安全管理のためには、個々の従業員の注意を促すのでは足りず、安全確認をする仕組みを作ることが重要だと説かれています。)

要するに、「受験生は頑張らないと!苦しまないと!」という前に、勉強時間を増やし、勉強を結果に効率的に結びつけるための仕組みを作ることを考えるべきです。自分の生活、思考様式など全てを見直して、試験のための生活を構築するのです。

それらの仕組みを作った後に、ようやく精神論が出てきます。精神力は、仕組みを動かすための潤滑油のようなものだと思います。


まとまりのない文章でしたが、あえて一言でまとめると、やみくもに頑張ろうとするのではなく、精神力以外の力を借りつつ、上手く自分をコントロールしながら、勉強を続けていくようにするのがいいと思います。

構成もなく書き出したので、本当にまとまりがなくて申し訳ないです。最後の記事がこれとは…。
posted by sun at 23:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

終了前に

明日で、質問の受付をストップさせてもらうとともに、
コメント欄を閉じさせてもらいます。
blog自体は残すつもりです。
本blogの更新は、明日で終わりにします。

なお、もしかしたら新たなblogを作るかもしれません。
その時は、このblogで告知するかもしれませんが、
しないかもしれません。
ただ、たぶん司法試験については書かないと思います。
それ以外のテーマで、記録を付けてみたいことがありますので、
そちらをメインにしようかと思っています。
posted by sun at 01:09| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

修習地決定

札幌になりますた。
第一志望の地でした。
よかった、よかった。

ちなみに、希望地は、希望順に、
札幌、旭川、山形、秋田、盛岡、釧路、でした。
釧路にならなくて本当によかったw(←だったら書くなよという話だけどw)

ところで、修習地の決定はいったいどうやって行われてるんですかね。
僕の周りの成績上位層は、知ってる限りでは、第一志望に決まっているようですが、
ネットを見ているとそうでない例もあるようで。
成績で決めるのなら、それはそれで公平なやり方だとは思いますが、
事前にその告知がないと、修習地選択の戦略を立てられないですよね。

とにかく、札幌修習になられた皆様、よろしくお願いしますね。
posted by sun at 00:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

講演のようなものをしてみた

司法修習の採用内定通知が届きました。
が、肝心の修習地の通知が来ていません…。
2chスレを見ると、一部では届いているようなのだけど。
これが来ないと、次に向けて動き出せないのに。
届くのは月曜になるのかな。
わざわざ金曜日に送るなよ、と言いたいですね。


さて、昨日は大学時代に在籍していた研究室で、
ちょっとした講演のようなものをしてきました。
テーマは、ローに入ってからの苦労話。
研究室から法曹になっている人はいないようなので、
僕の体験談と聞きかじった話をしてきました。

そこでもやっぱり興味を引くのは、お金の話。
僕の話を聞いた先生が言った一言が、
「弁護士って期待値悪いよな。」
かかる費用はすごい上に、試験、就職難、競争激化と
超えなければならないハードルはやたらと多く、
割に合わんな−、とは僕も思ってしまいますが。

先生も僕の話を面白いと思って下さったようで、
「impressiveだった。次は報酬付きで。」
と言って下さり、僕も頑張って準備した甲斐がありました。
今までいろいろと不義理なことをしたのですが、
これでみそぎが済んだと言えそうです。

ところで、研究室の学生で一人、
ロースクール進学を考えている人がいたのですが、
話をしてみると、情報も得てないし明確なビジョンも持っておらず、
どうものほほんとしているのです。
このままじゃヤバイだろ、ということで、
悲観的な話をしまくって冷や水をぶっかけた上で、
「僕が君の立場なら、留年して就活するけどな」
という話をしてしまいました…。
いくら何でもちょっとやり過ぎたかな、とは思いますが、
現状を見ると、これから法曹を目指す意義が見出しにくい、
と思ってしまうのです。
(もちろん金が全てだとは思いませんが。)
posted by sun at 00:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月13日

今後

先ほど無駄に長い記事を書いたことで、これで大体書くべきことは書いてしまった感があります。
ですので、これで勉強方法については終わりということにします。
ずっと前に書こうとしていた連載も打ち切ります。
少々情けないですが、ご容赦下さい。

今後は、勉強方法とは直接に関係しないことについて、
ネタが思いついたら書きます。


今は、修習生予定者として、修習準備の勉強を頑張らねば、というところですね。
その他にも、11月中旬の簿記2級・3級にもエントリーしてしまったので、
こちらもやらねばなりません。
研修所から荷物が届く前に民法くらいは読了しておきたかったのですが、どうやら無理っぽいですorz
サボりすぎましたね。

あと、修習地が早く知りたいですね。
希望地には田舎を書きまくったので(3群を5つw)、
東京を離れることは確実なのですが、
どこになるかで僕の修習ライフを大きく左右しそうです。
ギャグで第6希望に超不人気地を書いてしまったので、
そこになってしまいそうな気がしています…。
本当にそれだけは勘弁なのですが、後悔先に立たずですね。
posted by sun at 01:31| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

論文試験の戦略 質問はこちらへ

長々と書いてきたシリーズ「論文試験の戦略」ですが、
もし趣旨が不明瞭な点など質問がありましたら、
この記事にまとめて質問をして下さい。
この記事は、質問の一元化のための記事です。
10月末まで質問を受け付けます。


※10月26日追記
質問は、記事に関係あることにして下さい。
あと、僕は一合格者にすぎませんので、
僕が答えられないような質問(特に就活関連)はご遠慮下さい。
また、質問が重複していることもありますので、
過去の記事やコメントのやりとりを読んだ上で
質問して下さい。

前にも書きましたが、勉強方法は人それぞれです。
そして、勉強方法を探ることは重要ですが、それよりも重要なのは、
実際に勉強することです。
何が出来ない、あれが出来ない、などと悩む前に、
それが出来るように勉強、訓練して下さい。
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論文試験の戦略5

ようやく終わりました。今回はまとめです。内容はありません。
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論文試験の戦略4

4です。無駄に長くなり時間がかかりましたね。その割にはたいした内容はないです。

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論文試験の戦略3

戦略の3です。日付が変わり月曜になってしまいましたね。予想以上に長くなってしまい、間に合いませんでしたorz

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2008年10月12日

論文試験の戦略2

1の続きです。
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論文試験の戦略1

大変お待たせしました。僕が、論文試験に関して立てていた戦略についてまとめてみます。

以下はあくまで多くの仮説に基づいた僕個人の考えにすぎません。ですので、その仮説が正しいかどうかについては、全く責任を負えませんし、また、議論をする気もありません。何度も言いますが、個人の体験談の1つとして読んでください。

なお、長くなったので分割してうpします。

(書き終えた後に読み返してみたのですが、たかが一合格者の分際でこんなことを偉そうに書いているのは何というか、片腹痛いという感じですね。しかも無駄に長い。恥さらしではありますが、こんな文章でも誰かの役に立つことがあるかもしれませんので、そのまま置いておきます…。)
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2008年10月11日

更新予定とblogの今後

更新が遅れて申し訳ありません。「論文試験の戦略」について、日曜日に書くつもりでおりますので、今しばらくお待ちください。

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posted by sun at 00:46| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

予備校講座について

予備校講座について、と銘打っていますが、実はそう大して受けていません。ですので、ご期待にお応えできないであろうことをあらかじめお詫びしておきます。
予備校講義の紹介がメインテーマなのですが、予備校講義を受けるまでに考えていたことについても言及してみます。

1.旧司法試験対策の講座
僕は、ローに入学して旧司を受けるまでは、学校の講義・期末試験と旧司の過去問の処理でいっぱいいっぱいで、予備校には模試以外では手を出していません。旧司の論文で想像以上の惨敗(出来たと思った科目が全然ダメで、失敗したと思った科目が普通だった)を喫したときに、自分が、どう書けば点が伸びるかということについてほとんど研究していなかったことに気づきました(というよりもそこまで手が回らなかったのです)。
そこで、まずは、身近な旧司合格者に再現答案を見てもらいアドバイスをもらいました。様々ダメ出しをいただき、自分が「この記述でも論理は通っているから十分評価されるはず」と思っていた記述は、独りよがりな戯れ言に過ぎなかったということに気付きました。さらに、答案の書き方や論文試験に臨む姿勢などにおいて、合格するために必要な何かを全く掴んでいなかったのではないか、ということに気付かされたのです。(このあたりの問題の解決については、次の記事で書くかもしれません。)

その合格者の方にいろいろとアドバイスをいただきつつも、他の合格者の話も聞いてみたいと思い、ネットで情報収集にかかりました。(猪瀬さんのblogを見つけたのもちょうどこのあたりでした。) 旧司の合格者のblog(どのblogかは忘れました)を読むと、合格者講義がいいらしい、ということが分かり、それならばと、直近の3年間の合格者講義の中で評判のよいものを3つ受けてみることにしました。

なお、以下ではその3つを紹介しますが、来年の新司法試験の受験を考えておられる方々は、必ずしも受ける必要はないと思います。旧司と新司は別の試験ですしね。それよりはむしろ、身近な合格者に相談する方が有益でしょう。ここでは、一応紹介しておく、というだけのことです。

平成15年度合格者講義:オールA合格者による現場錬金術
辰巳の合格者講義の中でもトップクラスに評判がよかったので買った講義。これを受けて、自分の中では何かが確実に変わったと思いました。講師は、新司法試験向けのゼミを主催しておられるようで、辰巳のサイトにパンフレットが残っていました。この講義の内容については、こちらに書いてあるようなことですね。→辰巳のパンフレット(pdf)
ここに書いてあることが理解・実践できるのであれば、わざわざこの講義を聴く必要はないと思います。試験現場での「悪魔の囁き」に負けてしまうという方(僕もそうです)は、ひょっとしたら聴く価値があるかもしれませんね。なお、UPDATE版なるものも出ているそうなので、そちらの方がいいかもしれません。

平成16年度合格者講義:答案の骨確立講座・実践講座
試験で書くべき「骨」の部分を押さえるには、という趣旨の講義だったように思います。山島先生の講義をさらに発展させるという趣旨だったように思いますが(参照:山島達夫「法律答案の構造的思考」)、詳しくは忘れました。ただ、これは旧司法試験の合格メソッドであり、新司法試験にはそれほど通用しないのでは、と思っています。僕は、確立講座と実践講座の2つを買ったのですが、確立講座の途中で挫折しました…。

平成17年度合格者講義:論文150点の軌跡
すみません、悪くはなかったと思うのですが、途中で挫折してしまったため、内容は記憶の彼方です。

このように、3つ購入はしてみたのですが、うち2つはまともに聴かぬままさようなら、という状態でした。というのも、最後の2つに取りかかる頃には、自分なりの方法論が固まってきていたので、これ以上方法論についての講義を聴く必要性を感じていなかったのです。
ここで言っておきたいことは、方法論の研究も重要ですが、より重要なのは内容の勉強です。ある程度方法論が固まったら、とにかく走り出しましょう。

2.新司法試験対策の講座
新司法試験対策の講座としては、以下の2つを聴きました。

第2回新司論文上位合格答案徹底解析
辰巳の上位合格答案集を買ってはみたものの、自分で分析するのが面倒なので、この講義を買ってみました。公法系、民事系、刑事系の各科目について、3人の講師が解説をする講義です。公法系は、上位合格答案と下位合格答案の比較をした上で、上位合格答案となるために必要なことを説いている点で、非常に参考になりました。他方、民事系は、単なる答案の論評会になってしまっていて、残念でした。刑事系はその真ん中です。
自分で再現答案の分析をするのは非常に労力がいるので、こういう講義を利用するのはオススメです。

新司短答で9割とる講座/手形小切手法
西口講師による講義です。手形小切手まで手が回らないものの、落としたくはなかったので買いました。ある程度手形小切手について知識があることが前提となっていますが(講師は未修者にも分かるようにと言っていたが、あれでは無理)、ポイントを押さえた講義は非常に分かりやすかったです。


以上で講義の紹介は終わりです。思うがままに書いたので、またしてもまとまりのない記事になってしまいました。(講座の紹介と言うよりも、回顧録みたいになってますね。)
posted by sun at 01:11| Comment(15) | TrackBack(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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